« 8月21日にちようび  | トップページ | もう一つの遺産語る 東洋のガラパゴス 小笠原の素顔(4) »

2011年8月22日 (月)

地球の仲間:/58 タマカエルウオ(葛西臨海水族園) /東京

地球の仲間:/58 タマカエルウオ(葛西臨海水族園) /東京 (毎日新聞)



◇魚だけど水中が苦手

 葛西臨海水族園の水槽で、「タマカエルウオ」が岩の上を元気に飛びはねている。国内では小笠原諸島など琉球列島以南の暖かい海に分布。魚なのに水の中が苦手で、波しぶきのかかる岩の上で暮らす。丸い口で藻類をはがして食べる。全長12センチ、雄は頭にトサカのようなものがある。飼育展示係の小木曽正造さん(31)は「小笠原諸島父島の二見湾の青灯台付近や堤防などでよく見られます」という。

 波が打ち寄せてくると飛びはねて逃げる。体は粘液に覆われ、乾燥しにくい。えら呼吸に加え、体の表面がぬれていれば皮膚呼吸もできる。

 タマカエルウオの胸びれ、腹びれ、尻びれの先端は爪のようにとがっている。垂直な岩場のわずかな凹凸に引っかけ、体を支えることができる。大きな胸びれを広げ、体の下面と岩などの隙間(すきま)にできる水の膜の表面張力で、波に押し流されないよう体を密着させる。

 水族園の水槽では水際のかき殻の裏に産卵した。野生では産卵やその後の成長過程など謎に包まれている。小木曽さんは「岩の上を飛びはねて移動するユニークな魚の行動を観察してほしい」と話した。【斉藤三奈子】

〔都内版〕

|

« 8月21日にちようび  | トップページ | もう一つの遺産語る 東洋のガラパゴス 小笠原の素顔(4) »

新聞、ネット等」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 8月21日にちようび  | トップページ | もう一つの遺産語る 東洋のガラパゴス 小笠原の素顔(4) »