2009年10月13日の朝、腰の痛みを覚えて目が覚めました。腰が問答無用でドカーンと痛いんです。
それでもまだ(?)朝の7時前だったので、
ぼーっとした頭で考えつつも寝苦しいですが、何とか二度寝する努力をしていました。
…
でも…
…
しばらくしても一向に腰部の痛みがとれない…。
それどころか…ジョジョに奇妙に痛みが増してきました。
疼痛とか疝痛という種類の痛みです。(この二つの単語の意味は今日知りました)
うずくような鈍痛という感じでしょうか。
こんなに痛いのならいっその事すぐに死にたいとすら思えたぐらい痛くなってきました。
でも、これぐらいで死んでたら周りの人が大迷惑だな、とも頭の片隅で考えていました。(実際はそんなに簡単に死にはしないのでご安心ください。一種の比喩であります)
たぶん30分ほど布団の上でのたうちまわっていたと思うのですが…、
診療所に行くことを思いつきました。
これは確実に病院に行かないと治らない。
確信は持てました。
診療所に行くまでの交通手段ですが、これは救急車を呼ぼう、と思いました。
そういうレベルの痛みである確信も少し持てました。
救急車を呼ぶという決断を迷わずに下す体験は今回が初めてでした。
ですが…
私の部屋は散らかっているので…
救急隊員にこの部屋に押し入られてはマズイ…と思い…(←アホです)
自力で診療所に行く決心をしました。
気力を振り絞って外出用の服に着替え、
自宅を出ました。
バイクで発進する直前に、散歩中の近所のわんちゃんに吠えられ、からまれました。
よほど私の形相、雰囲気が怪しかったのかもしれません…。普段以上に…
でも今日ばかりは許してね、わんちゃん。
近くにいた飼い主さんに渾身の作りスマイル目礼をかわして、(←妙に見栄っ張り)
診療所に向かいました。
通常は8時開所、9時診察開始なのですが、
7時半に到着、インターホンを鳴らして診療所に倒れこみました。
「わたし急患です…」ちう事で…
職員の方が急きょ電話でドクターを呼んでくれたのですが、
先生を待つ間が長かったです。
激痛に襲われ…、
断末魔の呻き声をあげつつ待合所の床をのたうちまわりながら待ってました。一般の人がいない時間でほんとに良かったです…。
もしいま安楽死の薬が手元にあったなら即座に飲みたいな、とすら思いました。
こんな時だけは、普段全く意識をしない神様の存在を強く考えました。
「神様ごめんなさい…うぅ~」
特に理由はわかりませんが必死に謝罪してました。
意識が(普段以上に)朦朧としていたのではっきりとはわかりませんが、
多分15分後くらいにお医者様と看護師さんが到着。
車いすにのせてもらって個室に移動しました。
脈拍をとられたり、血圧を測ってもらったり、問診されたりしましたので、
不明瞭な声でうめきつつ(普段以上の)片言の日本語で途切れ途切れに答えさせて頂きました。
苦しみのあまり敬語がうまく使えなかったのが反省ポイントではありました。小学生のような受け答えになっていた記憶があります。
触診して頂いたり、
超音波というのかエコーのようなもので腎臓の部分を調べて頂きました。
そこで、この時はとりあえず即効性のある鎮痛剤を仕込んで頂きました。
水も大量に経口大量摂取。
尿で石を下げる作戦です。
ベッドに横になり、しばし経過観察。
10分後くらいから段々痛みが引いてきました。
1時間もすると今までの激痛がウソのようになくなりました。
うぅむ、鎮痛剤の威力や凄し。
やがて、
間隔をあけて時折襲ってきていた痛みも、
11時ごろには完全に症状が落ち着きました。
ドクターに教えてもらったところでは、
尿管結石だろうと、言う事でした。
検尿くんの結果もそういう結果が出ていたそうです。
診療所の皆さま本当にありがとうございました。
そしてとりあえず午前中で晴れて退院(?)
医師や看護師の人件費や個室使用料、投薬、治療費等で、
お会計は、痛み的に3万円くらいかなと勝手に思ったりもしたのですが、
国保使用の3割負担、鎮痛剤込みで1500円の医療費でした。
う~ん、これなら普段から国保料金を払わずに医療費は全額負担でもいいかも…なんて事をちらりと考えましたが、おそらくそれは浅はか見附な考えだと思われます。
帰宅してからは狂ったようにヤホーやゴーグルで尿管結石を検索しまくりました。
いろいろ調べた結果、私の場合の原因は紅茶の飲みすぎかもしれません。という素人判断的結論にいたりました。※素人判断はやめましょう。紅茶にはシュウ酸をたくさん含んでいるので、石を体内で形成スカイライナーしやすいのだそうです。
最近ストレートティーを毎日がぶがぶ飲んでましたからね~。
そしてやっぱり私以外の尿路結石経験者はどなたもかなりの激痛に悩まされているようです。
尿管結石の痛みは10万鼻毛、出産にも匹敵!?(腎臓結石体験記)
救急車を要請している方もしばしばいらっしゃるようです。
とにかく再発防止を心がけたいのであります。
今まで以上に食生活に気をつけたいと思いました。
今日の教訓。
・食生活に気をつけよう。
・水をたくさん飲もう。
・健康は大事。健康でいつづけることはある意味奇跡かも。
・医療従事者はかっこいい!ステキ。崇高。尊敬。
皆さまもご注意あれ。特に男性のほうが発症が多いみたいです。
いやぁ~、でも仕事がなかった日だったのは不幸中の幸いでした。
そして、安産でも難産でも女性は本当に大変だろうな~と、リアルに想像することが出来たような気がした日でした。
父島に移住してから診療所に行くのは8年ぶり2度目なのでした。